北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

十勝毎日新聞

畑にふくらむパンの夢 とやま農場内「ベーカリーシュマン」2日開店【帯広】

畑のそばに設けられたパン店と代表の岡田さん

 周囲に畑が広がる帯広市郊外に12月2日、十勝産食材をふんだんに使ったパン店「ベーカリー chemin(シュマン)」(美栄町西7線127)が開店する。代表の岡田昌樹さん(46)は「小麦などの原材料を作る農家さんと食べてくれる消費者の架け橋のような存在になりたい」と話している。

 岡田さんは岩見沢市出身。同市内のパン店で7年間勤めた後、2009年から満寿屋商店(本社帯広市)で勤務。同社では、国立市(東京)に以前あった店舗で工場長、今年3月の退職時は「麦音」(帯広市稲田町)で副店長を務めていた。パン職人としては「2018パングランプリ東京」(東京都パン商工協同組合主催)の「自家製発酵種を使ったフランスパン部門」で優秀賞に輝くなどの実績がある。

 「畑のそばでパン屋を開くことが夢だった」と岡田さん。以前から親交があった「十勝とやま農場」に思いを伝えたことをきっかけに、同農場の敷地内に店を設けることが決まった。

 「農家さんの思いをパンで表現したい」と小麦は全て十勝産を使用。パンは食パンや十勝あんパン、塩バターパンのほか、同農場の黒大豆を酵母に使った黒大豆パン「パン・ド・ファームTOYAMA」など。十勝産食材は卵や牛乳のほか、アマニ、マスタードなども。1個150~400円ほどの価格帯で提供する。

 温かみのあるベージュ色のコンテナが店舗。周囲に小麦畑や日高山脈などを望み、近くには小川が流れる。岡田さんは「十勝の四季を感じられる場所」と気に入っている。店名の「シュマン」はフランス語で「道」「農道」を意味し、「農家さんと消費者が出会う場という思いを込めた」と話している。

 営業時間は午前10時~午後5時(売り切れ次第終了)。火曜定休で祝日時は営業する。12月は無休とし、天候によって臨時休業する場合もある。問い合わせは同店(080・1883・5568)へ。

関連記事

釧路新聞

気球体験で阿寒湖一望 地域住民ら空の旅【釧路市】

  マリモで釧路を盛り上げ隊(浅野一弘会長)と釧路みなとライオンズクラブまりも支部(馬場英樹会長)は21日、「気球体験会」を釧路市阿寒湖畔スポーツ広場(阿寒湖温泉5)で開いた。地域住民や外国人観光客...

苫小牧民報

姿勢整え精神統一 28日まで中央院で朝座禅会 苫小牧

苫小牧市元町の曹洞宗寺院「中央院」(荒澤道範住職)は26日から28日まで、本堂で朝座禅会を開いている。初日は市民ら20人が参加。早朝の静寂の中、1時間にわたって精神統一した。  朝座禅会は市民...

苫小牧民報

燻製カシュー ハスカップの枝で 起業型地域おこし協力隊の山下さん 厚真

厚真町の起業型地域おこし協力隊として活動する山下裕由(ひろゆき)さん(34)は、町の特産品ハスカップの剪定(せんてい)された枝を使用していぶしたカシューナッツを開発した。町周辺の木材を活用していぶ...

十勝毎日新聞

サヤインゲン収穫 急速冷凍し全国へ【芽室】

 道内で6割超のシェアを誇るサヤインゲンの産地・十勝では、今年の収穫作業が始まっている。芽室町では25日に試験稼働、26日から収穫が本格的に始まった。作業は10日間ほど続き、順調に進めば8月5...

十勝毎日新聞

中心街でビールと食満喫 ド真ん中ビアフェスタ初日から盛況【帯広】

 帯広市西2南9の旧北洋銀行帯広ビル跡地で25日、「おびひろド真ん中ビアフェスタ2024」(実行委主催)が開幕した。初日は午後5時の開場時点で300人ほどが来場し、街中に活気があふれた。  ...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス