デジタル券をスマホへ取り込む市民

　物価高騰による家計負担の軽減などを目的とした、むろらん応援プレミアム付きデジタル商品券「らんらんＰａｙ」が２７日、販売を開始した。市内では早速商品券を購入し、利用する市民の姿が見られた。

　商品券は額面１万２千円分を１万円で販売。全取扱店舗で使える「Ａ券」と市内に本社や本店のある店でのみ使える「Ｂ券」がある。使用可能店舗は２７日現在、４８１店舗。購入予約はすでに締め切られている。

　販売場所は市内のスーパーなど７店舗と室蘭信用金庫の高砂、白鳥台両支店。販売期間はスーパーは１２月８日まで、室蘭信金両支店は同１日まで。

　スーパーアークス室蘭中央店（中央町）では、サービスカウンターで販売。初日は開店直後から次々と引換券を持った市民が訪れ、商品券を購入していた。

　舟見町の丸山貴陸さん（８６）はデジタル券で購入した。「お得感がある商品券。年末のおせちを悩んでいたが例年通りのものを購入できそうです」と話した。本町の６０代主婦は、デジタル券を７枚購入。「年末に向けて非常に助かる。お得な分、余計なものを買ってしまいそう」と笑顔を見せていた。

　市緊急経済対策室によると、発行枚数５万枚に対し市民１万１３４１人から申し込みがあった。総申込枚数は５万９３３８枚で枚数調整が行われての販売となった。使用期限は来年１月３１日。問い合わせは同対策室、電話０１４３・５０局６６４０番へ。