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釧路新聞

ワイルズ リーグ参戦提案 21日、釧ア連にプレゼン【釧路市】

 釧路からアイスホッケーアジアリーグへの参戦を目指すプロチームの北海道ワイルズ(岡本博司代表取締役)は21日、釧路アイスホッケー連盟(谷川富成会長)に、アジアリーグへの新規加盟に向けての提案説明、プレゼンテーションを行う。ワイルズが釧ア連の推薦を得られるかが焦点となる。

 北海道ワイルズは今年5月、釧路を本拠地とするアイスホッケークラブチームひがし北海道クレインズの経営不振、給与未払いによりチームを離脱した大半の選手が加入して発足。切れ目ないリーグ参戦を目指したが、新規加盟要件である所属国連盟・協会の推薦がなく、加盟希望シーズン前年の12月31日までに実行委員会への申請もしていなかったことなどから、審査にも進めなかった。

 クレインズも今季の不参戦が決定し、1974年の旧十條製紙の日本リーグ加盟から受け継いできた釧路勢のトップリーグ参戦が途切れた。釧ア連とワイルズ、釧路市、地元経済界などは7月以降、来シーズンの釧路勢の復帰に向けて協議してきたが、その過程でワイルズの全日本選手権(12月7~10日、横浜市)への出場が認められた。

 さらに、クレインズの除名嘆願書を釧ア連に提出したり、債権者として法的措置を講じたことなどによって、アイスホッケー界に混乱を生じさせたと謝罪した上で、チーム代表を交代し経営刷新に努めている。

 アジアリーグ加盟に向けてワイルズは連日、釧路アイスアリーナでの氷上練習を継続。地元ではジュニア世代の指導をしながら、アジアリーグの横浜グリッツをはじめ、来釧した中国・北京市チームなどとも交流戦を実施している。さらに24日からは滋賀県に遠征し、同県の国体少年代表、同成年代表、立命館大と対戦するほか、ホッケーキャンプも開講する。

 ワイルズは21日のプレゼンテーションで、オーナーやスタッフ、選手経歴などのチーム概要、チーム運営法人の概要と規模、予算計画、資金調達計画、ホームタウン活動計画などを提示し、釧ア連の推薦を求める。篠原秀則ゼネラルマネジャーは「12月末のアジアリーグへの申請期限が迫っている。まず地元の理解を得て次のステップに進みたい」と語った。

 釧ア連は提案説明を理事会として受ける方針で、北海道アイスホッケー連盟と帯広アイスホッケー連盟も同席する予定という。本川敬一副会長は「ワイルズの選手の力量、チームの能力は認めるところ。釧路にトップチームの存在が必要なことも一致している。ただチームを主導する役員体制と、アジアリーグが求めている釧路の経済界の賛同があるチームなのかについては、しっかりと聞きたい」と話した。

横浜グリッツとの交流戦後、地元の声援に感謝する北海道ワイルズの大津晃介主将(10月21日)

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