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網走タイムズ

第59回全展に2人入賞 田村さんと細矢さん 全日本美術協会網走支部

それぞれの作品を前に、受賞を喜ぶ田村さん(左)と細矢さん

 【網走】東京都美術館でこのほど開かれた第59回全展で、全日本美術協会網走支部の田村俊介さん(94)が写真部でベストスナップ賞、細矢博さん(72)も絵画部で新人賞を受賞した。同支部の2人が揃って受賞したことに、関係者は喜んでいる。

 田村さんが出品した「阿寒湖の静寂」は、結氷した湖面と雪をいただいた雄阿寒岳が、月光に照らされた光景とらえたもの。

 5年前の元旦、阿寒湖畔のホテルに泊まっていて、たまたま午前1時ごろに目が覚めて外を見ると月明かりで青白い幻想的な光景が広がっていたため、あわててカメラを取り出して撮影したという。

 友人らに勧められて今回、全展に出品したが、入賞するとは思っていなかったといい、喜びもひとしおの田村さん。「今回は、2015年に続いて2回目の入賞。写真が好きなので、また出品したい」と、入賞を契機にさらなる制作意欲が高まっている。

 細矢さんは「神の子池」(F30号)と「ツタンカーメン」(F20号)の水彩画2点を出品した。

 このうち、ツタンカーメンは有名なマスクを描いたもので、17年の作品。マスクが放つ黄金の輝きを表現するため、絵の具の選択に苦労したという。

 神の子池は20年の作品。観光スポットとしても知られる同池を18年にF3号という小品で描いたものがあったが、展示会で売れてしまったため、大きなサイズで改めて描いたものという。

 今回は、同支部の小林清光支部長から勧められて出品。運送業者数社にかけあい、やっと作品を送ることができたなど苦労もあったが「初めての出品で賞をもらい、驚いている。私1人の力ではなく、全日本美術協会網走支部など、回りのみなさんのおかげ。これを機会に、神の子池をもう少し大きめに描きたい」と話している。

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