日本アイスホッケー連盟は２６日、１２月に横浜市で開催する「第９１回全日本アイスホッケー選手権大会（Ａ）」の開催要項を発表。釧路のプロクラブチーム「北海道ワイルズ」が同連盟の推薦チームとして出場させることを決めた。

　大会は１２月７～１０日、ＫＯＳＥ新横浜スケートセンターと横浜銀行アイスアリーナを会場に、学生、社会人、プロの計１２チームがトーナメント方式で争う。国内最高峰のタイトルで、日本製紙クレインズやひがし北海道クレインズも栄冠を手にしている。

　開催要項などによると、出場するのはアジアリーグの東北フリーズレイズ、レッドイーグルス北海道、栃木日光アイスバックス、横浜ＧＲＩＴＳの４チームに加え、昨季の全日本選手権（Ｂ）で４強入りした日本製鉄室蘭、釧路厚生社、ＤＹＮＡＸ（苫小牧）、香川アイスフェローズ。このほかに関東大学リーグの上位２校と関西学生連盟推薦の１校、そして日ア連推薦のワイルズが加わるというもの。

　ワイルズ参戦を決めた理由について日ア連は、理事会で出た意見として、昨年度準優勝し、その前は２連覇していた、ひがし北海道に所属していた大半の選手がワイルズに所属し、日本代表が３人いるなど「アジアリーグ加盟チームと同等の実力を持っている」としたほか、アジアリーグ加盟を目指して活動していること、「トップ選手の活躍の場を提供することも連盟の責務」としている。