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網走タイムズ

電動キックボードをツアーに活用 天都山や網走港巡り 網走市観光協会

電動キックボードを使ったモニターツアーを体験する観光関係者ら

 【網走】市観光協会(小澤友基隆会長)が、農山漁村活用体験型ツーリズムの拠点「コネクトリップ」と連携し、新たな移動手段として注目を集める「電動キックボード」を使って市内観光地を巡るツアーを企画。同拠点で受け付けを始めた。電動キックボードを使ったツアーは、オホーツク管内で初めてという。

 電動キックボードは、モーターで自走が可能な乗り物で、道交法では「車両」と位置づけられているが、7月の法改正で16歳以上ならば免許不要で乗れるようになった。

 また、車道の走行は制限速度が時速20㌔、歩道の走行は同6㌔、ヘルメットの着用は努力義務となっている。

 同協会は、市のアドベンチャートラベル推進事業を活用し、この電動キックボードを5台導入。ガイドとともに市内を巡る観光ツアーを同拠点の運営で企画した。

導入した5台のキックボード。登録番号は「か・・・1」から始まっており、市内でも最初の登録になっているのがわかる

 コースは、天都山周辺を巡る「天空の里コース」(17㌔、1時間半)と、道の駅流氷街道網走から出発する「網走港・ポンモイ」(7㌔、1時間)の2コースを設定。このほど、市内観光関係者を招き、天空の里コースのモニターツアーを行った。

 同拠点を出発した一行は、呼人から天都山に上り、フラワーガーデン「はな・てんと」やオホーツク流氷館、網走湖畔などを訪れた。

 途中、天都山の道路沿いでは眼下に広がる網走湖の景色を楽しんだり、網走湖に注ぐ白羽川でサケのそ上を見たりと、天都山周辺でしか味わえない自然を体験した。

 長い坂の多いコースで、電動キックボードで上れるか不安もあったが、実際には何の苦もなく上っていき、モニターツアーに参加した人たちも驚いていた。

 同拠点を出発した時は電動キックボードの操作にぎこちなさがみられたが、ツアーを終えて戻るころにはすっかり慣れた様子。「最初は怖かったが、すぐに慣れて、紅葉を見ながら走れる余裕があった」「途中で停まって景色を見たり、写真を取ることができるのでよかった」などと話していた。

 同拠点ガイドリーダーの山根伸也さんは「移動手段の一つとして観光客に利用してもらえれば、より網走の魅力を感じてもらえるのでは。公道を走るので安全を最優先に、寄りたい所があるなどの希望にも臨機応変に対応したい」と話していた。

 同ツアーは、4月から11月まで実施。「天空の里」は2人以上参加で1人5千円、「網走港・ポンモイ」は同3500円。問い合わせは同拠点(☎050―1099―3708)、またはホームページを参照するとよい。

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