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網走タイムズ

法務大臣表彰を受賞 網走刑務所篤志面接委員の2人

篤志面接委員として法務大臣表彰を受けた金子さん(左)と山田さん

 【網走】網走刑務所の篤志面接委員、金子美智子さんと山田武さんの2人が、法務大臣表彰を受けた。同表彰を受けたのは全国で25人、道内では2人だけ。このほど東京都霞ヶ関の中央合同庁舎6号館で行われた全国篤志面接委員大会の席上、小泉龍司法務大臣から感謝状を受け取った。

 金子さんは20年以上、山田さんも15年以上、篤志面接委員を務めており、2人とも長年の矯正施設での活動が認められた。

 網走市書道連盟の事務局長も務める金子さんは、網走刑務所でも受刑者に書道を教えている。中には全身に入れ墨の入った受刑者やこわもての受刑者もいるが、字をほめるとすごく喜んだ顔を見せるという。

 「出所した時に困らないよう、書道を教えながら、刑務所の中と、外の社会の違いも教えている。道内で2人だけという法務大臣感謝状をいただき、長くやってきてよかった」と、受賞の感想を話している。

 山田さんは「ごく普通のことをしてきただけ」と、受賞の感想にもはにかみの表情を見せる。

 篤志面接委員として、釈放を間近に控えた受刑者に、社会に出てからの心構えを説いているが、その時に心構えとしているのが、歴史をテーマにした小説家、吉川英治が好んで使った「人みな師なり」の言葉だという。

 「どんな人にも、見習うべきところはあり、それは受刑者でも同じ」と山田さん。「ありがとう」「楽しいね」「おいしいね」など、相手が喜ぶ言葉を使うよう心がけながら受刑者と接していると、篤志面接委員の仕事を振り返った。

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