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函館新聞

高龍寺収蔵 蠣崎波響「釈迦涅槃図」修復へ【函館】

120年ぶりに寺宝「釈迦涅槃図」の修復を決めた高龍寺の永井住職(左)らプロジェクトメンバー

 函館市船見町の国華山高龍寺(永井正人住職)は、寺宝として収蔵し、道の有形文化財に指定される蠣崎波響(1764~1826年)の「釈迦涅槃図」を約120年ぶりに修復することを決めた。修復費用にはクラウドファンディング(CF)を活用する。永井住職は「北海道の宝を未来に残すため、協力をお願いしたい」と話している。

 釈迦涅槃図は1811年、第11世の華重禅海住職が親交のあった波響に求めたのに対し贈られた。涅槃図としては珍しい双幅の形式で、大きさは縦横とも約3メートル。波響作品の最高傑作の一つとされる。毎年4月、釈迦が亡くなった日の法要「涅槃会」に併せ公開している。

 修復・改装は1902年に市内で実施したのみで、68年に指定を受けた有形文化財としての調査や公開時に、傷みがあり修復を望む声はあったが、費用が大掛かりで行政からの助成金が見込まれないため踏み切れなかった。しかし、CFを選択し来年1月からの修復を決め、永井住職らでプロジェクトチームを結成。「CFを選んだのは資金調達以外に、高龍寺が新しいことを取り入れ『寺が変わっていく』姿を見せたかったことや、この機会に寺に親しみを持ってもらおうと考えた」と永井住職。

 横浜市にある美術品修復などを手掛ける会社に見積もりを依頼。かびやロウの除去のほか、軸を変更する作業を行うなどで約1500万円(税込み)と概算。約1年3カ月を要し、道や市には説明済み。「色彩は現状を維持し、若干の明るさや鮮やかさは戻る」(永井住職)。

 修復前に10月1~10日午前9時~午後5時に他の波響作品とともに一般公開するほか、7日午後4時半から特別講演会として永井住職らが涅槃図の解説を行う。いずれも参加無料。CFは同3日からで詳細は後日掲載。

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