ビブリオバトル参加者の４人と進行を務めた仁岸委員長（左）

【新ひだか】町教委主催の「ビブリオバトルｉｎ町図書館」が24日、町図書館・博物館で開かれ、20人が来館し、知的書評ゲームを見守った。まちのゼミナール実行委が協賛。

　ビブリオバトルは、２００７年に京都大学から広まった読書会。ビブリオ（書籍）＋バトル（戦い）の名のとおり、読んでおもしろいと思った本を５分間で紹介し、参加者と聴衆者の投票で１番読みたくなった１冊を選ぶ知的書評ゲーム。

　参加者の４人がお勧めの本を紹介。南直未さんが「同志少女よ敵を撃て（逢坂冬馬著）」、中地広大さんは「千円札は払うな。（安田佳生著）」、新井田舞子さんは「ぜつぼうの濁点（原田宗典・柚木沙弥郎著）」、田畑隆章さんは「朝鮮半島の歴史（新城道彦著）」。あらすじや魅力、自分の思いなどを話し、来場者からの質問にもしっかりと応じた。

　投票の結果、南直未さんが紹介した「同志少女よ敵を撃て」がチャンプ本に選ばれ、まちゼミの仁岸稔実行委員長から記念品が贈られた。

　バトルを見守った来館者は「書の奥深さや意義を感じ取る場となり、次回も是非開催してほしい」との声があった。