名物のペンギンの行進を模したイルミネーションを楽しむ家族

　室蘭民報みんなの水族館（中澤雅樹館長）の「夜の水族館」が２６日、室蘭市祝津町の同館で行われた。参加者は日頃見ることのない、アザラシや魚たちの夜の生態を観察した。

　例年７～９月に月１回実施しているが、今年は７月が雨で中止されたため、この日が初めての開催となった。人気の高い企画とあり、親子連れやカップルなど３２６人の来場があった。

　通路などを青や緑色の発光ダイオード（ＬＥＤ）で照らすことで、幻想的な空間を演出した。同館名物でペンギンがミニ白鳥大橋を渡る「ペンギンの行進」を模したイルミネーションは、人気の写真スポットになった。

　屋外プールでは元気に泳ぎ愛きょうを振りまくアザラシ、屋内ではアブラボウズやクラゲのコーナーに人だかりができた。子どもたちは「魚は夜はどうやって寝るのかな」と興味深く見学していた。

　同館の大西透飼育統括は「次回は９月に開催を予定しているので、ぜひ来場を」と呼びかけている。