網走スポトレセンターハウスに設けられた天文台

　【網走】市呼人「スポトレ天文台」の、今年度観望会日程が決まった。管理する市内のアマチュ太天文家、桑野真行さんは多くの参加を呼びかけている。

　同天文台は、網走スポーツトレーニングフィールドのセンターハウス屋上に設けられている、銀色のドーム。昨年、開設30周年を迎えた。

　同天文台の管理をボランティアで引き受けている桑野さんは、幼いころから天文に興味があり、中学生の時には望遠鏡を自作。社会人となってからは自宅に望遠鏡を設置し、本格的に天体観測を始めたという人物。東亜天文学会の会員でもある。

　「煌星（きらぼし）観望会」と名付けられたこの観望会は、５月から10月まで、土曜日を中心に計20回の開催を予定している。

網走スポトレ天文台の観望会日程を伝えるポスター

　オホーツク管内では随一の大きさを誇る口径35㌢大型望遠鏡で、惑星や銀河、星雲、星団など、さまざまな天体を観測する。多くは午後８時からの開催だが、真昼の星を見るという午前11時からの開催もある。

　また、夏に話題となる「ペルセウス座流星群」の観測会、月を観測する望遠鏡ののぞき口にスマホのカメラを近づけて撮影する体験会なども予定している。

　観望会は参加無料だが、開催日の前日午後３時までに参加申し込みが必要。「団体での参加は、別途相談してほしい」と、桑野さんは話している。

　今季の観望会日程や申し込み、問い合わせは桑野さん（携帯０９０―８７０７―６２５８）へ。「電話番号が非通知の電話には対応できませんので、ご了承ください」と桑野さん。ブログでも、観望会日程を知ることができる。