車いすに乗り、選手と鬼ごっこをする生徒たち

　室蘭市で合宿中の車いすバスケットボール男子選手が２５日、市内の４小中学校を訪れた。選手たちは車いすバスケについて知ってもらおうとプレーを見せ、フリースロー対決などで児童生徒を楽しませた。

　星蘭中（松岡賢晃校長、１３０人）には、池田絋平選手、岩井孝義選手、鳥海連志選手、古澤拓也選手、堀内翔太選手が来校し、全校生徒と交流。選手たちは「キャスターが付いているので後ろに倒れにくい」「車いすバスケではダブルドリブルは反則にならない」と説明した。

　選手によるゲームでは、車いすがぶつかり合う激しいプレーが繰り広げられると、生徒たちは「すごい」と拍手を送っていた。シュートが入ると「ナイスシュート」と応援していた。

　生徒たちは車いすに乗って選手との鬼ごっこを楽しみ、２０２１年の東京パラリンピックで獲得した銀メダルに触れた。同校のバスケットボール部とのフリースロー対決も行い、終始盛り上がりを見せていた。

　車いす体験、フリースロー対決に参加した越後日向さん（２年）は「車いすを動かすのは難しかった。（選手たちは）車いすに乗ってバスケをしていてすごい」と話していた。

　この日は地球岬、蘭北、白蘭小の３校にも訪問した。