洞爺湖のスイムを終え、羊蹄山麓を目指してバイクをこぐ出場者

　洞爺湖周辺と羊蹄山麓を舞台に水泳と自転車、ランニングの総合タイムを競う北海道トライアスロンが２０日、洞爺湖町洞爺湖温泉を発着点に行われた。国内外から２１２人がエントリー。景観を楽しみながら全長１５５．８キロに挑んだ。

　洞爺湖、壮瞥、豊浦の３町や後志管内７町、各観光協会、道トライアスロン連合で組織する実行委が主催。レースは、湖畔にある珍小島ビーチからの水泳２キロで始まり、周辺を泳いだ後に有珠山噴火記念公園で自転車に移行。洞爺湖、留寿都、喜茂別、京極、真狩、豊浦、壮瞥の各町村にまたがる１３０．７キロをこぎ、最後は湖畔沿いの２３．１キロを走った。

　実行委員長の下道英明洞爺湖町長が「北海道の良い思い出をつくってほしい」と、英語を交えながらあいさつし、レースがスタート。選手が続々と湖に入り、力泳。湖から上がり、足早に自転車に乗り込んだ選手は「頑張れ」「気を付けて」と住民や家族の応援を受けながら羊蹄山を目指した。

　東京都内から参加した女性（５９）は「洞爺湖の景色が好きで出場した。泳ぎに最適な水温で気持ち良かった。またチャレンジしたい」と笑顔を見せていた。