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網走タイムズ

亡き監督の遺志を継ぎ 宿泊先周辺を清掃奉仕 シスメックス陸上部

宿泊先周辺を清掃奉仕したシスメックス女子陸上部

 【網走】市内で合宿しているシスメックス女子陸上競技部の選手たちが、宿泊している網走ロイヤルホテルの周辺を清掃奉仕した。

 選手12人とスタッフ3人が、それぞれ火ばさみとごみ袋を手に同ホテルを出発。道路脇や歩道に落ちているごみを拾い集めた。

 合宿中は日々、市内のランニングなどで練習に励んでいる選手たちは「お世話になっている網走に恩返しを」と、ホテル周辺をくまなく歩き、清掃奉仕に汗を流していた。

 同部は2018年から昨年まで、20年と21年をのぞいて網走で合宿している。

 清掃奉仕は、昨年から始めたもの。同部の森川賢一監督が、前任のヤマダ電機陸上競技部監督時代に合宿で網走を訪れており、宿泊に同ホテルを利用。ホテル周辺の清掃奉仕をしていたことから、今のチームでも―と取り組んでいるもの。

 その森川監督は昨年12月、病気のために急逝。選手やスタッフは、森川監督の遺志を継ぎ、今年も奉仕に励んだ。

 高尾博教監督代行によると、今年はホクレンディスタンスチャレンジ網走大会に合わせ、7月1日から約2週間にわたって網走で合宿。今回は、9日から21日まで合宿。ロードやグラウンドでの走り込みを中心に練習する。

 9月には全日本実業団対抗陸上競技選手権大会を控えているほか、11月には全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝)があり、その予選会(プリンセス駅伝)が10月に行われる。

 同部もクイーンズ駅伝出場を目標としており、そのためには10月の予選会突破が絶対条件になる。

 そのため、瀬川帆夏(よそか)キャプテンは「1人1人が記録を伸ばし、その力を集結させて、予選会をしっかり通過して本戦に進みたい。今の状態を維持して、さらにパワーアップすれば、いけると思う」と、目標達成に自信をのぞかせた。  また「網走はチームのある兵庫と違って全然暑くなく、空気もホテルのご飯もおいしい」と、合宿環境の良さも強調した。

 その上で「日々、充実した合宿が出来るのも、網走の人たちがランニング中にあいさつや応援をしてくれたり、温かい配慮のおかげ」と、市民のサポートに感謝するとともに、目標とするクイーンズ駅伝出場で恩返しすることを誓っていた。

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