講演や交流で新発見を 9月9~11日に景観まちづくり会議【函館】
開港都市の官民関係者が集う「開港5都市景観まちづくり会議2023函館大会」(実行委主催)が9月9~11日の3日間、函館市内で開かれる。基調講演やグループディスカッションを行う全体会議、まち歩きを通じ魅力を発信する分科会の一般参加者を8月18日まで募集している。
貿易港として開港した共通点を持つ函館、横浜、新潟、神戸、長崎の5都市が毎年持ち回りで開催。景観の保全やまちづくりに関し、各都市の官民の関係者が課題共有、意見の交流を図る。函館での開催は2018年以来。
今大会のテーマは「原点・いま・そして、その先へ~5都市の対話による未来のデザイン~」。全体会議Ⅰは9日午後2時半から、市民会館小ホールで開かれ、開会式のほか、ロシア極東大の倉田有佳教授が5港の開港や外国人との交流に関し基調講演。「市民創作 函館野外劇」の特別公演もある。参加無料。定員は先着50人。
10日は午前9時~午後3時で、市内を中心に分科会8コースを実施。実行委を構成する観光ボランティア団体や文化団体、大学などが案内役を務め、テーマに沿ってルートを設定。「函館王道巡り」として西部地区の主要観光地を歩くコース、世界文化遺産の縄文遺跡群にスポットを当てたものなど多彩に用意。大会テーマに即し、いずれのコースも対話の時間を設け、まち歩きでの気づきなどを共有し考えを深める。参加料は3000円で定員は先着各10人。
10日午後4時から、旧函館区公会堂で行う全体会議Ⅱはグループディスカッションを通じ「持続可能な景観まちづくり」を考える。国連の持続可能な開発目標「SDGs」をモチーフに、グループごとに地域の課題解決に向けたキャッチコピー作成に取り組む。参加無料。定員は先着50人。
実行委は「対話やまち歩きを通じ、新しい函館の良さを発見するきっかけにしてほしい。4都市からの参加者との交流も楽しんで」と呼び掛ける。申し込みは市公式サイト内の都市建設部まちづくり景観課のページから。問い合わせは同課(0138・21・3357)へ。
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