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網走タイムズ

食の改善、食育に尽力 食生活改善協の吉阪会長に振興局長表彰

中島局長から表彰状を受け取る吉阪会長(左)

 【網走】市食生活改善協議会の吉阪一子会長がこのほど、保健衛生関係功労者としてオホーツク総合振興局長表彰を受賞。同振興局で表彰式が行われた。

 吉阪会長は1996年、同協議会に入会。97年から事務局長、03年から副会長、11年からは会長として会の運営に務めている。

 また、道食生活改善協議会の理事や監事も務め、道内の食生活改善のけん引役も果たしている。

 これまで、地域や関係機関との連携を密にしながら、子どもから成人、高齢者と幅広く市民を対象に、さまざまな事業を展開。コロナ禍で多くの行事が中止となる中、感染対策を徹底することで事業の継続に努めた。

 これら会の活動に加え、市役所の各部署からも料理教室や食育に関する事業の依頼を受けるなど、他方面で活躍。常に食生活改善の普及啓発に尽力してきた功績が認められた。

 局長室で行われた表彰式で、中島和彦局長から表彰状を受け取った吉阪会長は「長年やってこられたのは会員や市民の協力、また行政が連携してくれたからこそ。『継続は力なり』で、これからも変わらずに事業を積み重ねていきたい」と話していた。

 同協議会は現在、41人の会員で活動している。メンズキッチンや親子チャレンジクッキング、ワンデイシェフの日など、さまざまな市民、世代を対象にした教室を開催。減塩レシピを提供し、試食で味を確認してもらうなど、家庭での味付けと比べることで塩分の濃い、薄いを実感してもらっている。

 また、健康まつりや小麦フェスティバルなどのイベントにも参加。厚生労働省が提唱する、日本人が1日に必要とする野菜の量350㌘を実際に見てもらったり、それぞれの野菜の効能を紹介するなど、市民に食や健康への関心を高めてもらうための工夫を重ねている。

 吉阪会長によると、特に「サケまるごと料理教室」は、網走合同定置が30年以上にわたって食材のサケを無償提供してくれることで、継続が可能となっているという。

 内容も、単にサケのさばき方だけでなく、あらゆる部位の調理法を紹介するのが特徴。サケの切り身を使った料理教室などとは一線を画しており、ほかではみられないことから、道協議会などから事例報告を依頼されるなど「地産地消」を意識した網走ならではの食生活改善、食育に努めている。

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