ロケット燃料にふん尿由来のバイオメタン IST【大樹】
大樹町内の宇宙開発スタートアップ企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は21日、超小型人工衛星搭載用ロケット「ZERO」(=ゼロ、2024年度打ち上げ予定)の燃料に、家畜ふん尿由来の液化バイオメタン(LBM)を使用すると発表した。
エア・ウォーター北海道(札幌市)が製造するLBM。同社は帯広市内に製造プラントを構え、環境に優しいバイオメタンのサプライチェーンを構築する実証事業を展開している。
原料のバイオガスは大樹町内の2軒の牧場から調達。実証事業は地域内のバイオマス資源を循環、有効活用するのが目的で、ロケット燃料としての供給も想定していた。
ISTは今年秋にもLBMを使い、町内のロケット発射場でエンジン燃焼器の単体試験を行う。試験で使用するLBMは、バイオガス主成分のメタンを分離・精製し、零下160度で液化したもので、ロケット燃料に使用されている高純度メタンと同等の純度(99%以上)という。
ISTは3年前から、世界的に採用例が増えている液化メタンをロケット燃料に選定し、導入を検討。エア・ウォーターのLBMは性能面に加え、調達性に優れている点を評価した。
ISTは「LBMを使用することで、ロケット重量の大半を占める燃料を持続化し、地球温暖化対策に貢献する。酪農が盛んな北海道の企業としてエネルギーの地産地消にも寄与したい」とコメントしている。
関連記事
馬車旅 足湯でポカポカ 市内一日限定【帯広】
「モール温泉の足湯馬車」が1日、帯広市内の帯広競馬場とふく井ホテル間を特別運行した。1年ぶりの足湯馬車には、往復各1家族が乗車。足湯で温まりながら、中心市街地や住宅街の街並みをゆっくりと眺めて...
3市町 当たりくじ均等に 年末大売出し【帯広】
帯広市、音更と幕別2町による初の広域開催となった「とかち年末大売出し2024」の抽選開始(14日)を前に、帯広商工会議所(帯商)などは3日、1等などの当たりくじの組み合わせ作業を市内の帯広経済...
道の駅 ピアノお目覚め 休憩スペースに設置【本別】
本別町内の「道の駅ステラ★ほんべつ」(北3)の休憩スペースにアップライトピアノが設置され、11月30日に調律師が作業を行った。誰でも自由に弾ける「ストリートピアノ」として活用される。 今回のピ...
満天花火試験打ち上げ、室蘭工場夜景との共演確認 実行委、来年9月に向け【..
室蘭市香川町の室蘭岳山麓総合公園(だんパラ公園)を会場(予定)に、3万発超の花火を打ち上げるイベント「室蘭満天花火」実行委員会(実行委員長・上村正人電材重機代表取締役社長)は2日夜、同公園で打...
空かける「とば号」 のぼりべつクマ牧場【登別】
のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)のロープウエー(全長1・26キロ)で2日、サケトバ作りを行う貨物用ゴンドラ「とば号」の運行が始まった。道産秋サケ約20本が逆さにつるされ、寒風にさらされな...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
小森さん初の若犬賞、日本犬全国展覧会「蘭華号」入賞 毛並み、立ち姿高評価【伊達】
2沖縄料理食べに来て “いやさか”27日開店、ほろべつ屋台村【登別】
3釧路市民憲章60周年祝う 記念式典【釧路市】
4集まれ「藤丸サポーター」 応援制度で整備資金の協賛募る【帯広】
5水谷外野手、田宮捕手と交流 緑丘小に日ハム応援大使【帯広】
-
1
小森さん初の若犬賞、日本犬全国展覧会「蘭華号」入賞 毛並み、立ち姿高評価【伊達】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
4高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
52年連続「世界切符」狙う ダブルダッチ・ABLAZE【壮瞥】