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網走タイムズ

「円盤ホタテ」に大盛上がり 網走三吉神社の夏季例大祭

「円盤ホタテ」をキャッチしようと手を伸ばす子どもたち

 【網走】網走三吉神社(市海岸町5)の夏季例大祭が同神社で行われ、地域の人たちが余興やみこし渡御で「さんきちさん」の夏まつりを楽しんだ。

 ここ数年は新型コロナの感染拡大を考慮し、家内安全や商売繁盛、新型コロナの早期収束などを祈念する祭儀のみ行い、余興はみこし渡御は中止していた。

 今年はコロナの制限をほぼ解かれたため余興、みこしとも4年ぶりの復活となった。

 宵宮祭に合わせて行われた余興では、子ども縁日やヨサコイ、フラダンスのステージなどが催された。

 会場には家族連れや近所の子どもたちなど100人以上が集まり、大にぎわい。みな4年ぶりとなった「さんきちさん」ならではの祭りを喜び、菅原巌祭典委員長ら関係者も笑顔を浮かべながら、準備や運営に追われていた。

 余興のクライマックスは「空飛ぶ円盤ホタテ撒き」。ホタテの貝殻サイズに切り抜いた段ボール「円盤ホタテ」をステージから撒き、キャッチすると、描かれているホタテの数で、決まった数の殻付きホタテがもらえるというもの。

 夕方に行われた子どもの部では「ホタテの絵が1つだと5枚、2つだと10枚、3つだと20枚です」と祭典委が説明すると、子どもはもちろん親たちも大盛上がり。「3つ獲れよ!」「頼んだぞ!」と、参加する子どもたちに声援を送っていた。

 いざ始まると、子どもたちはみな手を上げて円盤ホタテをキャッチ。「こっちに投げてー」「あー、取れなかった」などと、神社の境内はもちろん、地域全体に歓声が響き渡っていた。

 本祭はみこし渡御が行われた。町内の通りを威勢よく練り歩くみこしに、地域の人たちは夏の訪れとコロナの制限緩和を実感していた。

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