釧路空港─根室に直行バス 根室交通7月1日から実証運行 【釧路、根室】
根室の魅力を国内外に発信し、釧路空港利用者の根室への誘客を目的としたモニターツアーが7月に行われる。根室交通が同月1日から実証運行する釧路空港―根室市内直行バスと、同市内の観光スポットを巡る定期観光バス「のさっぷ号」を活用した試み。ツアーには台湾と日本のインフルエンサー5人が招聘(しょうへい)される。
企画は根室交通(岡野将光社長)で、北海道エアポート(蒲生猛社長、千歳市)、旅行商品の企画などを手がけるWILLERACROSS社(東京)、根室市観光協会などと協力して行う。
この企画は、7月1日~10月31日の毎日、根室交通が釧路空港直行便を運行するのに合わせて実施する。直行便は釧路空港午後3時30分発、根室市内宿泊施設に同7時前後着。根室発は午前9時30分、釧路空港に午後1時40分着という日程で、往復路とも根室市と厚岸町の道の駅を経由する。料金は大人片道2800円。ツアーはこれに市内観光スポットを巡る「のさっぷ号」を組み合わせる。
ツアーでは、世間の行動や思考に大きな影響力を持つとされるインフルエンサーに、釧路空港や道の駅、納沙布岬や春国岱などでの体験をユーチューブや写真・動画投稿サイト「インスタグラム」などのSNSを使って発信してもらう。
招聘するのは知床の中国語ガイドでユーチューブ「it ’s Hokkaido北海道・道東生活」を配信している台湾出身のランさんや、年間300件以上の飲食店などを紹介している「わっきーTV」の石脇誠さんら5人。それぞれ来月3~5日、6~8日、9~11日、17~19日の4回に分かれてツアーを体験する。
即効性のあるSNSを活用することで、首都圏や関西圏のシニア層および国際免許を持たない訪日外国人の誘客を目指したいとしている。
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