絵画と彫刻 コラボ展 マクラショーケース【幕別】
幕別町のイベントスペース「マクラショーケース」(町本町62)で17日から、音更町在住の画家佐々木めばえさん(28)と、マクラショーケースで「ギャラリーカフェ Carita」を運営し、自身も彫刻やダンスなど創作活動を行う刈田順也さんのコラボアート展が開かれている。
展示のテーマは、(1)「生命の森といのちのパズル」と(2)「パンデミックを旅する中で見えた世界」の二つ。(1)は佐々木さんが千葉大学で特別支援教育を学び、ボランティアとして参加したアメリカの自閉症者向けキャンプで「全ての命はつながっている」と感じたことから描いた作品群。自然界の種の多様性や、人間の個性の大切さなどを森のイメージに重ねて描いた。
(2)は2020~23年にポルトガルなど海外8カ国を旅してコロナ禍の世界を見た佐々木さんが、(1)から派生させて描いた作品。「利益」を追求する現代社会が思考や行動の画一化につながり、本来人が持つ森のような多様性を損ねているのではないかとの疑問を描いた。
刈田さんは流木などを使った彫刻を作成しており、今回の展示テーマに合ったものを佐々木さんが選択。木に空いた穴を自然の「フィルター」に見立て、「自然を通じたものの見方」「物事の本質」を問う作品などが見られる。2人で42点の作品を展示している。
期間は31日まで。入場無料で午前11時半~午後7時。19日(午後2時~同4時半)と25日(午後6時半~同8時半)には佐々木さんのトークイベントも行う。イベントはギャラリーカフェで1オーダー制。
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