オホーツクの自然を体感 7市町連携でファムツアー 農村ツーリズム連携会議
【網走】オホーツク圏の長期滞在者を目指し、人材交流や企画運営のスキルアップを目指す「オホーツク農村ツーリズム連携会議」が、旅行会社の担当者などを招いて2泊3日の「7市町連携ファムツアー」を開いた。
網走湖畔にある農山漁村活用体験型ツーリズムの拠点「コネクトリップ」に集まった一行は、ツアー全体の説明を受けた後、さっそくカヤックに乗って湖面へ。同拠点の対岸にある呼人半島を目指した。
最初はカヤックをうまく漕げなかった参加者もすぐに慣れ、アメンボのように湖面を進んだ。
呼人半島に上陸すると、ガイドから網走国定公園の環境や網走の産業、呼人半島の野鳥や植物について説明を受けた。
プロモーションビデオなどと違い、説明を受けるそのものが目の前にある環境で、参加者はオホーツクの自然を体感。1時間で戻る予定が15分もオーバーするほどで、参加者の関心も高かったようだ。
初日はこのほか、美幌峠で眺望を楽しみながらのヨガ体験やバーベキューなどが行われた。
2日目は小清水原生花園の散策や北見でカーリング体験、3日目は滝上の陽殖園などを訪問。オホーツクならではのアクティビティを体感していた。
同連携会議は網走と北見、大空、美幌、小清水、津別、滝上の自治体や団体などで構成。地域間の連携を深め、住民の参加や協力を得ながら体験型観光や教育旅行の広域的な受け入れ体制を構築することで、新たな集客と地域の活性化を目指す。
体験部会と教育部会があり、このうち体験部会はガイドの育成やツアーコンテンツの造成などを主軸に活動している。
教育部会は、広域連携による農業体験の受け入れをねらい、先進事例を学ぶための研修会、また受け入れ農家の拡大などに力を入れている。
今回の体験ツアーのそのひとつで、旅行業者などを対象とした「ファムツアー」として開催した。
今後は定期的なガイド育成講習会や、異業種間の連携を強化するためのセミナーなどを開催するのと併せ、一般を対象にしたモニターツアーなども検討している。
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