絆一つに優勝目指す、道代表の西胆振女性消防隊 10月全国大会、訓練へ熱【西胆振】
胆振西部1市3町の女性消防団員でつくる西胆振行政事務組合女性消防隊が、第25回全国女性操法訓練大会(10月21日、東京都臨海広域防災公園)に北海道代表として出場する。メンバーは「絆を一つに全国一を目指す」と訓練に熱を入れている。
同大会は1985年に女性消防隊の技術向上などを目的に始まった。迅速、確実、安全に行動するため、消防用機械器具の取り扱いや操作の基本についての技術を競う大会。1992年に伊達市女性消防隊が優秀賞に輝いている。その後、胆振西部の自治体合併に合わせて2006年に西胆振消防組合がつくられた。
西胆振女性消防隊は、21年の出場を目指し練習に励んで来たが、新型コロナウイルス感染症影響で大会が延期。今回は、重山由香里隊長(伊達消防団)をはじめ補助員を含め30~50代の7人で臨む。月1回ほどだった練習は春から5回ほどに増やした。
23日には市消防防災センター駐車場で、訓練を実施。メンバーが雨の中、1本20メートルのホースを3本連結させ、水をくみ上げ火点に向けて放水するまでの節度、タイム、正確性を披露していた。見守った中山雄三・道消防協会胆振地方支部副支部長は「悪天候の中きびきびとした動き。一丸となって成果を出してほしい」と期待を込めた。
新型コロナの影響で訓練ができない期間もあり、さまざまな事情からメンバーも入れ変わるなどした。重山隊長は「絆を大切にしてきた」と強調。全国大会に向けては「しっかりと回数をこなしていきたい」と力を込めた。
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