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日高報知新聞

「海がきれいで楽しい」 浦河商工会議所青年部主催 巡視艇「うらづき」体験航海【浦河】

体験航海に出発する参加者たち

 浦河商工会議所青年部主催の巡視艇体験航海が24日、浦河港で開催された。町内の小学生とその保護者ら約90人が参加し、浦河海上保安署の巡視艇うらづきに乗船し、浦河沖での航海を体験した。

 同青年部が企画運営する地元の子どもたちを対象としたイベント。浦河町では、夏の港まつりで一般来場者向けの巡視艇体験航海を実施しているが、夏休み中ということもあり、町外からの来訪者が多数参加し、あっという間に乗船の定数に達してしまう人気のイベントとなっている。そこで、同青年部が、町内の子どもたちにも地元の港に配備されている巡視艇うらづきでの航海を体験してもらおうと企画し、浦河海上保安署の協力を得て今年初めて実施した。

 体験航海は、午前9時、11時、午後1時半からの3回の出航で、各回ともに定員30人。町内の小学1年生~6年生までの児童とその保護者ら90人が参加し、3組に分かれて乗船した。

 この日は、海は穏やかで風もなく、海上には霧もない航海日和となり、集まった親子連れは救命胴衣を身に付けて笑顔で乗船。海上保安庁のマスコットキャラクター〝うみまるくん〟に見送られながら、浦河港を出港した。

 航海は、浦河の沖合約5㌔㍍まで出て、波の状況を判断しながら浦河沖を50分ほど航行し、町内を海から展望する。子どもたちは、海から見た街並みや船の揺れなどを体験した。

 参加した児童たちには、浦河海上保安署から巡視艇うらづきのペーパークラフトや、「うみまるくん」の絵柄のノートなどがプレゼントされた。同署の山田直弥次長は「これを機に、子どもたちが海上保安署の仕事や巡視艇に興味や関心を持ってほしい」と期待を寄せた。

 体験航海を終え、浦河小3年の澤谷さくらさんは「海がきれいで楽しかった。また乗ってみたい」、母の尚子(ひさこ)さんは「思っていたよりもスピードもあり、乗船中は波しぶきを浴びたり、なかなかできない経験ができた」と笑顔で感想を話した。

 同青年部イベント研究委員会の松田勇治委員長は「子どもたちが中心となれる企画をやりたいと考えていた。今回は、地元浦河町が港もあり、海上保安署もある町だということを子どもたちに知ってもらい、普段できない体験をしてもらおうと取り組んだ」と話し、今後のイベント企画についても意欲を示していた。

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