全国大会出場を喜ぶ三石翔武館メンバーと野口館長（右）

【新ひだか】町内の剣道場・三石翔武館（野口誠館長）に所属する小学生３人が、18日に砂川市総合体育館で開催された第47回北海道道場少年剣道大会（全国大会予選・全日本剣道道場連盟主催）の団体戦小学生の部で初優勝、個人戦の小学生女子の部で三石小６年の野口愛乃（のの）さんが初優勝し、それぞれ全国大会の切符を手にした。小学生男子の部では、様似小５年の佐藤成之助君が３位入賞した。

　団体戦は、全道から85チームが参加しトーナメントで行われた。三石翔武館は先鋒佐藤さん、中堅野口さん、大将池田千尋さん（三石小６年）が出場。５試合に勝利し、決勝戦で強豪の伊達網代道場に勝ち優勝。個人戦女子の部は、全道から71人が出場のトーナメント戦。野口さんは５試合を勝利し、決勝で太平南剣友会の清水瑠海夏さんに勝って優勝した。団体戦は７月27日東京都日本武道館、個人戦は10月15日に埼玉県立武道館で全国大会が開かれる。

　団体戦と個人戦で優勝した野口さんは「団体戦は、みんなで力を合わせて優勝できて良かった。個人戦はピンチもあったが勝ち切ることができた。全国大会では、上位を目指して勝ち進みたい。指導してくれた館長や指導員の先生方のおかげ、応援してくれた仲間にも感謝しています」と全国大会に向けて気を引き締めていた。

　三石翔武館の野口館長は「優勝して全国大会出場が目標。子どもの夢でもあり、指導者の夢でもある。子どもたちは努力して目標を自分の手でつかんだ。今後も、きつい稽古をしながら夢を叶えてほしい」と期待した。