音楽や料理を楽しむ フレンド森のがっこう 開校記念の野外コンサート【浦河】
浦河町東町かしわ4の浦河フレンド森のようちえんに併設するオルタナティブフリースクール「フレンド森のがっこう」の開校に合わせて11日、同園の園庭で開校記念イベントの野外コンサートが催された。同園に通う園児とその保護者、近隣住民らが訪れ、アイヌ楽器・トンコリ奏者のToyToyさんによる歌と演奏を楽しんだ。
このフリースクールは、浦河フレンド森のようちえんの伊原鎭理事長が代表を務める合同会社「森のがっこう」が運営。モンゴル式のゲルを校舎に、子どもたちの自発性や個性を尊重した学びを追求したオルタナティブスクールとして12日にスタートした。単発的な利用や短期の「がっこう留学」なども随時受け付ける。
開校を記念したコンサートでは、トンコリ・ムックリ奏者でアイヌ民族舞踏継承者、アイヌ文様切り絵作家、アイヌ文様デザイナーなどとして活躍するToyToyさんをはじめとする3人のグループによる歌と演奏が披露された。ToyToyさんは「アイヌ文化は北海道に住むみんなのもの。子どもだけじゃなく、大人も一緒に多様性を大切にやっていこう」と伝えた。
また、会場にはベトナム料理のキッチンカーによる軽食や飲み物なども販売され、来場者は新緑の中で音楽と料理を楽しんだ。
コンサート終了後は、カジュアルな説明会が行われ、伊原理事長が開校の主旨などについて参加者たちに説明した。
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