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網走タイムズ

良き伝統守り、次代へつなぐ 60周年迎え、決意新たに 網走ライオンズクラブが記念式典

吉田会長が鬼塚会長(左)、早水社長(右)と協定書を交わした

 【網走】網走ライオンズクラブ(網走LC、吉田純也会長)のチャーターナイト60周年記念式典が、網走湖荘で開かれた。併せて、記念事業として網走LCが網走市社会福祉協議会、コミュニティ放送局「FMあばしり」を運営するLIAと、それぞれ災害時の対応に関する連携協定の締結式が行われた。

 式典では、物故会員に黙とうを捧げた後、出席した来賓や各地のクラブを紹介。式典大会長を務める吉田会長が式辞を述べた。

 この中で吉田会長は、1962年の結成以降、会員数の減少といった社会の変化による影響を挙げながら「地域社会にある以上、役に立てることはある。地域に愛されるライオンズクラブとして、良き伝統を守りながら前進し、次の時代につないでいく」と、60周年を迎えた決意を力強く述べた。

 ライオンズクラブ国際協会331―B地区の阿部昭ガバナーも「60周年は、今後のクラブをじっくり考える機会。大きな節目を契機に会員の絆をさらに深め、奉仕活動にまい進してほしい」と、網走LCのさらなる発展に期待を込めた。

 スポンサークラブの北見ライオンズクラブ、姉妹クラブの川崎中原ライオンズクラブに、吉田会長が感謝状を贈呈。出席者全員でライオンズローアを唱和し、式典を終えた。

 続く調印式では、記念事業を発表した。

 それによると、市社協にはポータブル蓄電池2台、ポータブル石油ストーブ10台(総額120万円)を、LIAには集会用テント2張、屋外用折りたたみいす30脚、長机6台、ポータブル電源1台、段ボールベッド10個(総額120万円)を寄贈する。

 両者との連携協定は、それぞれの長所を生かし、メディアによる情報の市民への早期伝達、災害ボランティア活動の支援を円滑にし、市民を安全安心に寄与しようとするもの。吉田会長が市社協の鬼塚勝安会長、LIAの早水誠社長とそれぞれ協定書に調印した。市社協とLIAは、網走LCに感謝状を贈った。

 祝賀会では、網走市出身のバイオリニスト、片山さやかさんと北見出身のピアニスト、森谷美穂さんがオープニング演奏を披露。60年の節目に花を添えた。また、山本裕美子さんによる歌謡ショーも行われ、出席者は山本さんの歌に聞き入った。

 網走LCは1962年、北見ライオンズクラブのスポンサーにより結成。翌63年、道内18番目の認証クラブとしてライオンズクラブ国際協会から認証状が伝達され、活動がスタートした。

 「地域社会に根差した奉仕」をモットーに掲げており、市内各所の清掃、公園の遊具や市営球場ベンチの補修といった奉仕活動に汗を流している。

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