来館を呼び掛けるアクティブ・レンジャーの谷水さん

【日高】環境省北海道地方環境事務所主催の「アクティブ・レンジャー写真展～北の自然の舞台裏～」が、２日から日高町門別図書館郷土資料館で開かれている。18日まで。

　写真展は、北海道の美しい自然の魅力を発信するとともに、活動を知ってもらい自然環境の保全の理解と関心を深めてもらう目的で企画した。

　写真展には、道内のアクティブ・レンジャー12人が業務の中で撮影した写真26点を出展。利尻礼文サロベツ国立公園、大雪国立公園、支笏洞爺国立公園、北海道地方環境事務所野生生物課、えりも自然保護官事務所、帯広自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーと羽幌自然保護官事務所の希少種保護増殖等専門員が参加している。

　アクティブ・レンジャーは、自然保護官（レンジャー）を補佐し、国立公園や鳥獣保護区内のパトロールや調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の非常勤職員。

　年齢制限の撤廃により道内初の60歳以上の新規採用者となった帯広自然保護官事務所のアクティブ・レンジャー谷水亨さん（62）は「北海道の国立公園の魅力に満ちた写真が展示されている。日高山脈襟裳国定公園の『悠久の時』は壮大な地球の活動を目にすることができる。鋭角な稜線がずっと続く景色。一般の人が中々見ることができない風景を楽しんでもらいたい」と話した。同事務所の山北育実自然保護官は「北海道に広がる美しい自然と野生動物の愛らしくも必死に生きる姿の瞬間を切り取っているので、ぜひ見に来て下さい」とＰＲしている。