「大きくなって戻ってきて」 荻伏小児童がサケ稚魚約1万匹放流【浦河】
浦河町立荻伏小(石井晃校長)の2~3年生児童9人が25日、姉茶97の元浦川さけますふ化場を訪れ、サケ稚魚約1万匹の成長と無事回帰を願い川へと放流した。
日高中央漁協や浦河町産業課などで構成する浦河町栽培漁業研究会(髙田淳会長)が、同校と連携し地域産業である漁業への理解を深める学習として実施している授業。故郷の元浦川に回帰してくるサケの不思議さと生命の尊さ、海や環境を守ることの大切さを理解してもらおうと毎年開催している。
今年は水温が高く推移し、同ふ化場では例年より10日ほど早い今月10日からサケ稚魚の放流が始まっている。5月の連休明けまでに計350万匹の放流を計画しており、この日は体長7㌢ほどに育った稚魚約1万匹を放流した。
この日は、あいにくの雨天となり、ふ化場の施設内で放流式を行った。山村真理教諭と石井校長の引率で訪れた児童たちに、髙田会長が「サケ稚魚は3~5年で大きくなり、またこの川に戻ってきます。今日は、サケの命の尊さや海や川の環境を守ることの大切さを学んでほしい」と呼び掛け、日高振興局の日高地区水産技術普及指導所の軽部有夏さんが紙芝居でサケの生態についての授業を行った。
児童からの「サケの見分け方は」などといった質問には、日高管内さけ・ます増殖事業協会の清水勝専務理事が講師となって、丁寧に答えていた。
サケについての理解を深めた後、稚魚放流を行い、児童たちはバケツに入った稚魚に「元気に帰ってきて!」「がんばってきてね!」と声を掛けながら優しく放流し、稚魚が泳ぐ姿を見送っていた。
笹原梁君(3年)は「大きくなってみんなで戻ってきてほしい」と話した。
関連記事
「菖蒲湯」身清め香りで邪気払い 端午の節句で自由ケ丘温泉【帯広】
帯広市内の自由ケ丘温泉(自由が丘4、鳥谷繁樹代表)で5日、端午の節句に合わせて「菖蒲(しょうぶ)湯」が登場し、入浴客を楽しませた。 中国では厄払いや薬草としてショウブを湯に入れる風習があ...
日本の文化、神社で体験 外国人対象にモニターツアー【浦幌】
浦幌神社(背古宗敬宮司)は今年度から、インバウンド向けの日本文化体験ツアーを行う。4月20、21の両日には「外国人日本文化体験モニターツアー」を同神社などで実施。参加者が神道体験など多彩なメニュ...
エスコンで町の魅力発信へ 10~12日PRブース【幕別】
幕別町観光物産協会(事務局・幕別町)は10~12の3日間、プロ野球北海道日本ハムファイターズの公式戦が行われるエスコンフィールド北海道(北広島市)に幕別町のPRブースを出展する。 球団が...
こいのぼり150匹風に泳ぐ 函館・湯の沢神社【函館】
5日は「こどもの日」―。函館市滝沢町の湯の沢神社では、今年も約150匹のこいのぼりが風に泳ぎ、多くの親子連れらを楽しませている。5日まで。 同神社総代の建設業、西尾次雄さん(76)が201...
笑顔あふれる人形が歓迎 宮竹さん8日から6年ぶり作品展【函館】
旭川在住の人形作家、宮竹真澄さん(74)による作品展「心のふる里人形展」が8日から函館市地域交流まちづくりセンターで開かれる。函館では2018年以来通算4回目。近作を含む50作品(150体)の...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
イトーヨーカドー、最後のGW 家族向けイベント盛りだくさん【帯広】
2室蘭、登別で出店盛ん スーパーや飲食、衣料品店続々【室蘭、登別】
3屈斜路湖判に艇庫併設カフェ WAKKA TOMARI開業【弟子屈】
4文化芸術の拠点誕生 駅前に「brew gallery」 ビール醸造所を併設 白老
5函館が舞台「名探偵コナン100万ドルの五稜星」公開始まる 関連イベントも盛り上がる【函館】
-
1
米粉100%使用シフォンケーキ開発 函館のカフェ【函館】
2函館が舞台「名探偵コナン100万ドルの五稜星」公開始まる 関連イベントも盛り上がる【函館】
3室蘭、登別で出店盛ん スーパーや飲食、衣料品店続々【室蘭、登別】
4丹頂市場 来月6日新装開店 カフェや炉端楽しんで【釧路市】
5ライトアップ初日を楽しむ 函館公園と五稜郭公園で花見電飾【函館】