満開を迎えた松前公園、さくらまつり開幕 5月7日まで【松前】
【松前】250品種約1万本が咲き誇るサクラの名所・松前公園で22日、「第75回松前さくらまつり」(北海道まつまえ観光物産協会主催)が開幕した。初日は観光客らが大勢来場し、見ごろを迎えたサクラを堪能した。5月7日まで。
松前公園では11日に観測史上最早でサクラが開花し、園内のソメイヨシノは満開。幾重もの花びらで人気の南殿(なでん)も見ごろとなり、光善寺の名木「血脈桜(けちみゃくざくら)」は花盛りとなっている。
開幕を前に松前神社で安全祈願祭を行い、協会関係者や来賓約40人が出席。同協会の小川正紀会長が「5月中旬まで園内のサクラを堪能できる。来た人たちが癒やしを一瞬でも感じてもらえたら」と述べた。
園内は家族連れやグループ客らが散策しながら多彩なサクラを観賞し、あちらこちらでカメラで撮影する光景が見られた。飲食物を販売する露店スペースでは4年ぶりに店内飲食も解禁となり、にぎわっていた。
厚沢部町から知人とともに9人で来場した山下義照さん(83)はサクラの木の下で花見をし「4年ぶりでうれしい。サクラ見ながら仲間ともにつかの間の時間を過ごせた」と笑顔を見せていた。
期間中、南殿広場などのサクラを夜間ライトアップ。松前神楽・郷土芸能公開公演、夜桜での松前神楽演舞(29日)など催しが予定されている。
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