北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

日高報知新聞

販売取扱高は15億5306万円 ひだか東農協 通常総会 新しい組合長に桑田美智代さん【浦河】

開会であいさつする笹島組合長

 ひだか東農協(本部・浦河町、笹島政信組合長、正組合員497人)の第32回通常総会が18日、浦河町総合文化会館で開かれ、任期満了に伴う役員改選で桑田美智代さんを代表理事組合長に新任、代表監事に太田正克さんを再任した。桑田さんは初めての女性組合長となる。

 新型コロナウイルス感染予防のため、総会は書面議決を選んだ組合員が大半で、会場内はイスの間隔を広くとり、出席者は19人だった。

 2022年度決算(22年2月~23年1月)は、販売事業は一般米2970万円(前年度3099万)と前年度より減少し、規格外米ほかは140万円(同126万円)と微増した。主要農産物のイチゴは4億9133万円(同5億1485万円)と減少。アスパラガスは1827万円(同1741万円)と増加、その他農産物は652万円(同772万円)と減少した。また、肉用牛は7億4826万円(同8億2779万円)と減少。合計は15億5306万円で前年の16億8474万円から1億3千万円減少している。

 軽種馬の北海道市場のひだか東農協管内の取り扱いとしては、売上総額で前年比111・6%の35億7203万円で、一頭当たりの平均価格は880万円。市場全体の平均価格を大きく上回る結果となった。

 購買事業は、飼料や肥料などの生活資材8億1170万円(前年度8億3654万円)、燃料は6億3272万円(同6億2082万円)、米などの生活物資は1億7687万円(同1億6771円)で合計16億2131万円(同16億2508万円)と微減した。

 組合員数は、前年度末から3人減って497人。農協職員は前年度末から8人減の109人。組合員の出資金は前年比527万円減の4億2490万円。本業のもうけを示す事業利益は1668万円の事業損失(前年度比111・3%、1697万円減少)。当期未処分剰余金は227万円と厳しい結果となった。

 幌別・えりも金融店舗の閉鎖を昨年度中に実施。対処すべき重要な課題として①収益性向上を踏まえた中期改善計画の取り組みの中で、Aコープの収支改善取り組みや整備工場の収支改善取り組みに係る業務効率化(持続性を踏まえた工場体制のあり方検討)など4点を挙げ、②新たな地域農業振興計画の策定取り組みの中で、農業経営者の高齢化・後継者不足による担い手経営者の育成支援取り組みと営農支援体制の取組強化、イチゴ生産振興に係る計画整備と選果施設の充実―を挙げた。

 23年度は、事業総利益を5億8634万6千円(前年度実績5億5836万7千円)と計画した。

 新役員は次の通り。

 ▽理事 鮫川啓一、谷口幸樹(新任)、三嶋昌春、宮内修、菊地智、藤井隆宏、和田功(新任)

 ▽代表監事 太田正克▽監事 菅正輝(新任)

関連記事

十勝毎日新聞

馬車旅 足湯でポカポカ 市内一日限定【帯広】

 「モール温泉の足湯馬車」が1日、帯広市内の帯広競馬場とふく井ホテル間を特別運行した。1年ぶりの足湯馬車には、往復各1家族が乗車。足湯で温まりながら、中心市街地や住宅街の街並みをゆっくりと眺めて...

十勝毎日新聞

3市町 当たりくじ均等に 年末大売出し【帯広】

 帯広市、音更と幕別2町による初の広域開催となった「とかち年末大売出し2024」の抽選開始(14日)を前に、帯広商工会議所(帯商)などは3日、1等などの当たりくじの組み合わせ作業を市内の帯広経済...

十勝毎日新聞

道の駅 ピアノお目覚め 休憩スペースに設置【本別】

 本別町内の「道の駅ステラ★ほんべつ」(北3)の休憩スペースにアップライトピアノが設置され、11月30日に調律師が作業を行った。誰でも自由に弾ける「ストリートピアノ」として活用される。  今回のピ...

室蘭民報

満天花火試験打ち上げ、室蘭工場夜景との共演確認 実行委、来年9月に向け【..

 室蘭市香川町の室蘭岳山麓総合公園(だんパラ公園)を会場(予定)に、3万発超の花火を打ち上げるイベント「室蘭満天花火」実行委員会(実行委員長・上村正人電材重機代表取締役社長)は2日夜、同公園で打...

室蘭民報

空かける「とば号」 のぼりべつクマ牧場【登別】

 のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)のロープウエー(全長1・26キロ)で2日、サケトバ作りを行う貨物用ゴンドラ「とば号」の運行が始まった。道産秋サケ約20本が逆さにつるされ、寒風にさらされな...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス