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苫小牧民報

穂別博物館 特別顧問に 恐竜研究の第一人者 北大の小林教授 むかわ

むかわ町は、穂別地区で発掘されたハドロサウルス科の全身骨格恐竜、通称「むかわ竜」の発掘に携わるなど、恐竜研究の第一人者として知られる北海道大学総合博物館副館長の小林快次(よしつぐ)教授を1日付で穂別博物館の特別顧問に任命した。6日に町産業会館で委嘱状交付を受け、小林教授は「これまで並走だった関係が二人三脚でスタートを切ることができる。私も一緒に学びながら、むかわ町と共に歩んでいきたい」と意気込みを語った。

穂別博物館特別顧問就任に合わせて恐竜の縫いぐるみを手にする小林教授(左) =6日午前10時10分ごろ、むかわ町

 町は2014年9月に北大総合博物館と相互協力協定を結び、18年5月には連携・協力に関する覚書を交わしている。

 小林教授は国内外で恐竜化石の発掘調査に関わる世界的な恐竜研究者として知られ、19年9月にはむかわ竜を「カムイサウルス・ジャポニクス」と命名、新属新種の恐竜とする論文を発表し、町とのゆかりが深い。

 委嘱期間は1年間で、同博物館の魅力を高めるための運営のほか、収集・保存、調査・研究、普及・教育活動に関する指導、アドバイスをする。これにより町は、まちづくり計画の重点プロジェクトの一つとして掲げる「恐竜ワールド構想」を一層推進する。

 町は小林教授を特別顧問として迎えることで、これまで以上の連携強化や博物館の魅力向上、集客アップに結び付くことを期待している。博物館を中心とした「復興拠点施設」の整備、まちづくりに関しても助言をもらう考えで、竹中喜之町長は「新しい時代の博物館の運用、(胆振東部地震による被災からの)復興と創生にもつながることを期待している」と激励した。

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