釧路市公式LINEスタンプ、ダウンロード上限到達【釧路】
釧路市が公式LINE(ライン)で3月30日に公開した無料のオリジナルスタンプが、上限ダウンロード数の5万件に到達した。5日時点の登録者数は約6万人と大幅に伸ばしており、市情報システム課は「ある程度認知度が高まったので、今後もラインを活用した情報発信に力を入れていきたい」と話している。
市は行政のデジタル化を推進する中で昨年2月、市民への情報発信強化などを目的に公式ラインを開設。当初は新型コロナウイルス情報や防災、子育て、ごみの収集などを主に発信していたが、リニューアルを経てイベントや観光情報、冬季には除雪開始時間も通知するなど、利便性の向上に努めている。
スタンプ公開は国の交付金を活用して実施。直前となる3月30日午後1時の登録者数は約1万6000人だったが、チラシの配布やメディアでの紹介などが重なったこともあり、同日中に登録者は3万3754人に。その後も順調に増加し続け、4日には6万人を突破、同日午後4時にはダウンロードの上限に達した。
スタンプを使って3万人ほど登録者を増やしたという他都市の事例を参考に、当初は登録者5万人という目標を掲げていたが、最終的に1万人以上も上回る結果となった。同課の栗田新太郎デジタル行政推進主幹は「短い期間でこんなにも増えたことは驚いたが、スタンプを契機に登録者を増やし、市が発信する情報を多くの人に受けてもらうという目的は達成できた」と語る。
今回公開したスタンプは、ダウンロードから90日間のみ利用可能。登録者が大幅に増えたことについて、蝦名大也市長は「大変多くの人に登録いただき本当にありがたい。今後発信内容を充実させていく」と話していた。
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