米粉クレープ登場、カフェ「カラン」オープン 道内初機器導入、食材に優しさ【室蘭】
西胆振では珍しい、生地に米粉を使ったクレープを提供する「カフェ・Calin(カラン)」がこのほど、室蘭市中島町の中島通り沿いにオープンした。「道内初上陸」の生地を自動で焼くマシンを導入したほか、体に優しい食材にこだわっている。
「カラン」は仏語。母親が子どもを包み込むという意味で、英語のハグと似ている。「優しいイメージが生地で包むクレープにぴったり」(同店スタッフ)と店名にした。
一番の特長は米粉を使った生地。米粉は蘭越町で130年営んでいる農家から仕入れる。カリッとした食感とモチモチした弾力が楽しめる。
“看板”となる生地作りを支えるのは、道内初上陸だというマシン。熱したプレートに自動で生地だねを投入。ローラーで円状に広げられると、強火で均一に焼き上げる。生地の厚さも調整し「食べ応えがある」ように仕上げた。
店名の優しいイメージは食材にも共通する。「小麦アレルギーがある人にも楽しんでほしい」と米粉を使用したほか、生地に欠かせない牛乳とバターは登別産。人工的に配合された穀物ではなく、牧草だけで飼育されたグラスフェッド(牧草飼育牛)のものを選んだ。
卵は遺伝子組み換え飼料や人工添加物がない、道産飼料で平飼いされた壮瞥町の有精卵を使う。
食材にこだわったのは「ジャンクフード寄りなクレープのイメージを変えたかったから」。体に優しい安心安全な食材を選んだことで「子どもから年配の方まで楽しんでもらいたい」と期待する。
メニューは17種類で、定番のチョコ生クリーム(税込み600円)やブルーベリークリームチーズ(同700円)など。お薦めはシュガーバター(同500円)とチーズペッパー(同500円)を挙げ「シンプルに生地のおいしさを味わえます」。
【クレープカフェ・Calin】室蘭市中島町1・31・13。営業時間は当面の間、午前11時~午後5時。月・火定休。カウンター4席あり。
関連記事
ポイ捨てゼロ願う ごみ拾い“袋文字” SNSで発信「皆さん考えて」【帯広】
帯広市西9南1の加藤芳規さん(82)は8年前から毎日、近所のごみ拾いを続け、ごみ拾いSNS「ピリカ」に、2週間分のごみを集めた袋で作る文字アートの写真を投稿している。これまで「ポ・イ・ス・テ」な...
マチルダ 袋いっぱい 大感謝祭【芽室】
芽室町内の農商工などが連携して町をPRするイベント「めむろ大感謝祭2024」(実行委主催)が23日、JAめむろで開かれた。大勢の家族連れらが訪れ、芽室の味覚を味わっていた。 「芽室に感謝す...
災害対応 海と空から 負傷者、物資の輸送訓練【広尾】
広尾署と広尾海保などは21日、広尾町内の沿岸部で、災害発生時の負傷者や救援物資の海上輸送を想定した合同訓練を実施した。巡視船「とかち」や道警の災害ドローンが出動、緊急時の連携対応を確認した。 ...
函館市南茅部地区パワースポット巡るモニターツアー 観光庁の地域観光新発見..
函館市南茅部地区のパワースポットや食文化に触れるモニターツアーが現地で開かれ、18人が参加した。参加者はパワースポット「吹上石(ぬけいし)」「垣ノ島遺跡の丘状遺構」を訪れ〝特別感″を満喫した。ア...
桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピ..
函館市の会社員、桜庭まどかさん(36)が、12月1日からマレーシアで開かれるボウリングの第10回アジア太平洋ろう者競技大会に日本代表選手として出場する。来年11月に東京で行われる4年に一度の聴...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
2道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
5帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】