23年度のコンベンション、コロナ禍前の水準へ【函館】
今年度に函館市内で開かれる予定の大規模な会議や各種大会の件数が、3月現在で60件で、予定参加人数が5万4221人となることが、函館国際観光コンベンション協会のまとめで分かった。昨年度の同時期と比較すると、件数は32件、参加人数は約3万5000人の大幅増で、コロナ禍以前の2019年度の66件3万8858件の水準に回復した。
調査は2月10日から3月16日まで、市内の約540団体や組合などに聞き取り、開催件数や参加人数をまとめた。
参加国が2カ国以上で外国人が10人以上集まる国際規模の会議や大会は、コロナの影響で20年度から22年度までは0件だったが、今年度は6月にITFワールドテニスマスターズツアーと日本成人矯正歯科学会函館大会、9月にアジア環太平洋レーザーシンポジウムの3件を予定している。
全国規模は31件、4万人が参加の見通し。大規模なスポーツ大会では、函館マラソン(6月25日)が参加人数8000人、全国高等学校総合体育大会ハンドボール大会(7月26~31日)が同1630人、全国高等学校総合体育大会自転車競技大会(8月6~9日)が同700人、ヴィンテージ8‘Sバレーボール大会(10月7、8日)が1万人、全日本インカレハンドボール(11月3~8日)が同1500人、来年3月の全日本少年少女空手道選手権大会が3000人の参加を見込む。
また、7月12~14日の日本消化器外科学会総会には7000人、10月28、29日の日本予防理学療法学会学術大会には1200人が参加。このほか、全道規模の大会は20件に計9850人が参加予定となっている。
同協会は「4年ぶりにコロナ禍前の水準に戻りほっとしている。今後も積極的に誘致活動を行い、コンベンションの開催数を増やしていきたい」としている。
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