会場を沸かせた子供たちの「さくら・さくら」

　創作新民舞踊樋口希納美会（大道貞徳会長、樋口希納美会主）は２日、「樋口希納美会創立２５周年記念発表会」をコーチャンフォー釧路文化ホール（大ホール）で開いた。節目の発表会は３部構成で、小樽出身の歌手、義貴さん（ホリデージャパン）をはじめ民謡、舞踊のゲスト６人がステージを彩った。

　開幕は、樋口会主がゲストの三味線合奏と暁メイ子さんの唄をバックに「さんさ時雨」の舞でスタート。続いて、子供たちが桜の枝を手に舞う「さくら・さくら」では、かわいらしいしぐさに会場が沸いた。希納美会主の振り付けによる門下生のメドレー舞踊が続き、第１部は子供たちと樋口会主のコラボ「蝦夷ササラ踊り」で締めくくった。

　第２部も門下生のメドレー舞踊が続き、第３部では花柳流寿登芳会の花柳寿芳貴さん、花柳寿芳雛さんの日舞がステージに花を添え、義貴さんは伸びのある歌声で観客を魅了。後半は新田弘志さんら師匠方の三味線合奏、津軽民謡日本一の暁メイ子さんのステージで締めくくった。

　樋口会主は「お客さんも楽しんでくれて、いい発表会になりました」と笑顔を見せていた。