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日高報知新聞

雪辱晴らせてうれしい 喜びに沸くクラウン日高牧場【日高】

万歳でGⅠ勝利を喜ぶ牧場関係者

【日高】中央競馬で2日行われた「第67回大阪杯」(GⅠ 、芝2000㍍)で、町内豊郷の株式会社クラウン(クラウン日高牧場)が生産したジャックドールが優勝し、牧場は歓喜に包まれた。

 ㈱クラウンは建築設計コンサルト会社。2012年に町内豊郷で牧場を創業。会長は矢野悦三さん(68)、代表取締役社長は矢野恭裕さん(39)。

 同牧場は、現在、スタッフ20人、繁殖牝馬36頭、生産頭数は約30頭。既成概念にとらわれない育て方を実践。「夜間の放牧や馬に良く触るナショナルホースマンシップにのっとり、馬との自然なコミュニケーションを重視した調教を行い、信頼関係を築いている」という。

 ジャックドールは昨年の大阪杯では悔しい思いをしたが、今回は武豊騎手を鞍上にリベンジとなるGⅠ初制覇を成し遂げた。

 落ち着いた状態でレースを迎えたジャックドールは、好スタートを決めて先頭に立ち、逃げの体勢に持ち込んだ。迎えた直線は武騎手のムチに応え、さらに加速して迫るダノンザキッドを振り払うと、残り200㍍ではスターズオンアースが猛追し、ハナ差まで迫ったところでゴール。

 この日、出産が近い馬がいることから競馬場には行かず、妹の和田志保さん(37)らと自宅でテレビ観戦していた矢野社長は「今年は良いところまで行けると冷静に見ていたが、最後のスターズオンアースの猛追に息が止まってしまった。昨年の雪辱を晴らすことができてうれしい」と笑顔。ジャックドールの牧場時代を振り返り、「小さい頃から良い意味で素直で賢い子だった。離乳までここで育て、その後近くのクラウングリーンヒルで育てた。これからも勝利を重ね、活躍を期待している」と語った。

 レース後牧場には、大鷹千秋町長や役場産業課職員、軽種馬農協職員などがお祝いに駆け付け勝利をたたえた。

 大鷹町長は「本当に見事な逃げ切りだった。最後は、少々ハラハラしたが夢を与えてくれた。春のGⅠ優勝ということで幸先が良い。これからまだまだ活躍してくれると思う。心から拍手を送りたい」とジャックドールに期待感を募らせていた。

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