【根室】日本小型捕鯨協会（本部・福岡）によるオホーツク海沖での商業捕鯨が３日始まり、初日は根室港にミンククジラ３頭が水揚げされた。

　商業捕鯨のオホーツク枠は３３頭（ミンククジラ）。漁期は今月３０日までで、協会加盟の太（たい）地（じ）町漁協（和歌山県）と外（がい）房（ぼう）捕鯨（千葉県）の２隻が着業。初日は夜までに３頭を捕獲した。

　詳細判明の１頭目は根室沖約２０㌔で午前９時前に発見、捕獲は同１１時。根室港には午後０時１０分ごろ水揚げとなり、解体場所の網走市まで運ばれた。太地漁協の担当者によると揚がったミンククジラは雌で体長７・５㍍、重さ４・２㌧。外房捕鯨の「第５１純友丸」が水揚げした。

　同漁協は「網走沖は流氷が残っている可能性があるため根室沖からオホーツク海を北上することにした」と話している。

根室港に水揚げされたミンククジラ（２頭目、午後５時３０分すぎ）