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日高報知新聞

岡本昴昌さんが優勝 過去最多の 14人出場 第29回装蹄競技大会【浦河】

造鉄競技で手際良く作業する参加者たち

 北海道日高装蹄師会(門別尚省会長)は3月27日、浦河町西舎の日本中央競馬会日高育成総合施設軽種馬装蹄所で第29回装蹄競技大会を開催した。前年大会2位の岡本昴昌さんが優勝に輝き、過去最多の14人が出場した大会を見事に制した。

 競走馬の装蹄に必要な蹄鉄の作製の技術や、馬を見て装蹄するための判断能力を競う大会。会員の装削蹄技術の向上と連帯強化を目的に開催している。

 競技は単独造鉄、装蹄判断、装蹄の3種目で、鉄の延べ棒から蹄鉄を作り出し、馬を観察して装蹄の方針を決定し実馬に装蹄を行い、部門ごとに審査したうえで総合順位を決める。大会上位の成績を収めた選手は、毎年10月下旬に栃木県で行われる全国大会へ出場する。昨年は、同大会優勝者の大東正史さんが全国大会へ出場し日本一に輝いている。

 大会では、20歳~39歳までの若手技術者14人が出場。参加選手数は過去最多となった。4グループに分かれて装蹄判断競技、造鉄競技、装蹄競技に臨んだ。

 このうち、蹄鉄の元となる鉄の延べ棒〝3分6鉄桿(てっかん)〟を火炉(ほど)で真っ赤になるまで熱したものを、金床の上でハンマーを使って鍛錬する造鉄競技では、選手たちが制限時間内に手際よく造鉄し、技術を競っていた。

 今大会から競技大会副会長兼競技委員長で競技審査委員を務めた大東さんは「若い選手たちは、プロが見ている中での競技で緊張もあると思う。これまでの練習の成果を発揮して大会を楽しんでもらいたい」と若手技術者の活躍に期待。

 競技大会会長の門別さんは、過去最多の選手が出場した今大会について「若手の技術者が不足している中、若い選手が目標を持って大会に参加してくれたことはうれしい。競技で持っている技術を発揮し、審査によって良い点、悪い点を理解して、さらに技術を磨いてほしい」と話した。

 大会結果は次の通り。

 ▽優勝 岡本昴昌▽準優勝 川井伸太郎▽3位 武藤涼▽4位 尾崎智久▽5位 黒田優輝▽6位 小野将知▽7位 元井悠貴▽8位 佐竹政人

 ◇部門賞

 ▽単独造鉄競技 岡本昴昌

 ▽装蹄判断競技 尾崎智久

 ▽装蹄競技 武藤涼

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