57人が感謝を伝える 20日 堺町小で第67回卒業式【浦河】
浦河町で最も児童数の多い堺町小(品田和輝校長、児童277人)の第67回卒業式が20日、同校体育館で執り行われ、卒業生57人が通い慣れた学びやを巣立った。
式は、卒業生以外はマスクの着用を基本とし保護者の後ろに5年生が出席。ほか在校生はリモートで卒業式を見守った。
卒業生たちは真新しい中学校の制服などに身を包み入場し、品田校長から一人ひとりへ卒業証書が手渡された。
式辞で品田校長は「供卒業式を迎えた皆さんは今後は中学校へ行き、その後、進学や就職したりする。生きていく中で多くの喜びや幸せとともに困難にも出合います。さまざま課題に直面し、多くの選択を迫られるようになる。そこで最も大事なことは“どのように生きるか”という自分自身の考え方です。小学校で学んだことを生かし、自分の人生を切り拓いてください。そして笑顔を大切に忘れないでほしい。皆さんが未来に向かってたくましく生きていくことを願っている」と述べた。
郷家丈史PTA会長は「中学校生活は非常に濃密な3年間になると思う。ぜひ楽しみにしていて下さいね。心や体が変化していく時期でもある。悩みや不安は一人で抱え込むことなく、身近な信頼できる大人に相談してください。皆さんの将来は自分自身でつくるもの。堺町小を卒業する皆さんは必ず素晴らしい未来が作れると信じている」と激励した。
在校生の言葉はビデオメッセージとしてスクリーンに流され、各学年が卒業生との思い出を話し、はなむけの言葉を送った。
最後に卒業生57人全員は在校生や保護者、先生へ感謝の言葉を話し、「大きな夢と希望に胸を膨らませ、堺町小学校を巣立ちます。在校生の皆さん、先生方、さようなら。堺町小学校さようなら」と述べ、合唱「さようなら」を高らかに歌った。
出席した保護者は子どもの成長した姿に目頭を熱くさせ、盛んにカメラやスマホのシャッターを切っていた。
町内では、このあと22日に荻伏小14人、23日に浦河小24人、浦河東部小10人の卒業式が行われる。
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