ファンから花や供物届く ダービー馬 ウイニングチケットの死を悼む【浦河】
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多くのファンが訪れている献花台
浦河町西舎のうらかわ優駿ビレッジアエルで繋養されていたウイニングチケットが18日、疝痛(せんつう)のため33歳で息を引き取った。アエル施設内に設けられた献花台には多くのファンから花や供物が届けられ、名馬の死を悼んでいる。
ウイニングチケットは、新ひだか町静内の藤原牧場の生産馬で、父はトニービン、母はパワフルレディ(母の父マルゼンスキー)の血統。1993年に日本ダービーを制している。95年に引退してからは種牡馬として供用され、2005年には功労馬としてアエルで18年間繋養されてきた。
アエルで繋養されてからは、競走馬時代からのファンをはじめ、乗馬施設の利用者からも愛されて新たなファンを獲得。最近は、人気ゲームアプリ〝ウマ娘〟の影響で、競走馬時代を知らない若者や小学生の子どもを連れた親子など、幅広い層のファンが同馬に会いに施設を訪れていた。
18日朝は、餌も食べられず体調の悪さが見てとれたため獣医師の診断のもと、新ひだか町の診療所へ運び治療を施したが、同日午後、息を引き取った。
アエル施設内には、乗馬事務所とホテルの入り口左手に献花台、再現厩舎内には祭壇と記帳台が設けられ、関係者やファンらが同馬の死を悼み花やぬいぐるみなどを供えている。
同施設では「18年間たくさんのファンに元気な姿を見せてくれ、たくさんの笑顔や元気を私たちに与えてくれました。33年間も長生きしてくれたことに本当に感謝です」と同馬への哀悼のメッセージを公式SNSなどで発表している。
献花台の設置は8月31日までを予定している。
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