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函館新聞

「山うに」入り塩辛開発 ユズの爽やかな風味 小田島水産食品【函館】

山うにを使った塩辛をPRする小田島章喜さん

 小田島水産食品(函館市弁天町、小田島隆社長)は、福井県の伝統薬味「山うに」を使った新商品「山うに入り いか塩辛」を開発した。山うには完熟赤トウガラシ、ユズ皮、越前塩、タカノツメを混ぜ合わせて作ったピリッと辛い味で、イカ塩辛との相性もばっちり。ユズの風味が口の中に広がり、リピーターが絶えないという。函館で山ウニを使った商品は珍しい。

 2021年12月、札幌の男性が「塩辛と山うにを合わせたらおいしい」とブログに投稿したのがきっかけ。昨年、山うにを福井から取り寄せ、3月から試作を始め、8月に完成。試験販売したところ評判が良く、今年から本格販売を始めた。

 山うには、福井県鯖江市河和田地区に300年以上続く伝統薬味で、鮮やかなオレンジ色がウニに似ていることから、その名が付いたとされる。うどんやすし、おでんなど、少し加えるだけで爽やかな風味が食欲をそそる。

 小田島社長(70)は「ラベル作りに苦労した。山うにという名前だが、ウニは入っていない。誤解されたら困るので、トウガラシとユズをデザインし、由来も書いた」と説明する。

 営業部長の小田島章喜さん(32)は「山うにが自然素材だから、調味料を極力抑えた木だる仕込みのイカ塩辛と合う。新潟の伝統調味料『かんずり』入りの塩辛もあるが、かんずりは深みのある味に対し、山うにはフレッシュな感じ」と話す。

 現在は自社直売店のみの販売で、120グラム入り972円。レギュラーと辛口の2種類。小田島社長は「酒のつまみ、ご飯のお供にぴったり。今後、土産店や飲食店などに販路を広げていきたい」と張り切る。

 直売店は午前8時~午後7時で、不定休。問い合わせは同社(0138・22・4312)へ。

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