波の合間で餌をついばむコクガン

　函館市や北斗市の一部の海岸では冬の時期、国の天然記念コクガンが飛来し、磯の浅い場所で海草をついばむ姿が見られる。

　函館湾の北斗市茂辺地周辺、函館市の志海苔町など銭亀沢地区や南茅部地区でで多く見られる。全長約６０センチでほかの冬鳥と比べると大きく。頭から胸までが黒色、首輪のような白い模様が特徴。

　１９４７年に国の天然記念物に指定。また、環境省のレッドデータブック絶滅危惧Ⅱ種（絶滅の危険が増大している種）に指定されている。

　道南では例年、３月末ごろまで越冬する。