「学校変わった」江差高看が学校評価会議【江差】
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江差高等看護学院で開かれた学校関係者評価会議
【江差】ハラスメント再発防止に取り組む道立江差高等看護学院は27日、外部人材らで構成する今年度学校関係者評価会議を開いた。在学生を代表して出席した学生自治会の眞光里佳会長は「すごく良い方向に変わったと思う」と改善を図る学院の取り組みを評価した。
学校教育法に基づき実施する学校評価活動の一貫で、12人の会議構成員のうち11人が出席。座長は、2021年度の第三者調査委員会委員だった函館短期大学の藤井壽夫教授が務めた。議事では、ハラスメント再発防止の取り組み報告と、入学者減少の課題を話し合った。
学院では学校評価に関する規定を18年に策定し活動に取り組んでいたが、21年に確認されたハラスメント問題を受けて、昨年12月に地域と連携した特色ある学院づくりを進めることを目的に規定を改定。これまで学識経験者と行政関係者らで構成していたメンバーに、学生代表2人と地域住民らを新たに加えた。
ハラスメント問題で休学を経験した眞光さんは会議で、「看護師になりたくない、学校を辞めようかと思った」と当時を振り返った。現在は「学校が変わって、すごく勉強しやすい環境になり、先生が学生に真摯(し)に対応してくれる」と話し、「学校に行きづらいということはなく、看護師になりたいと思えるようになった」と心境の変化を語った。
入学者減少対策では、同じく在学生代表で学生寮自治会長の横道葵さんが「在学している私達が通っていた高校の後輩などに、『パワハラがなくなって良い学校だよ』と説明すると、ほかの高校にも広がって、入ってくれる人が増えると思う」と提案した。
石谷絵里学院長は「学院が正常化しつつあることを感じている」としながらも、「ようやくスタートラインに立ったところなので、気を引き締めて信頼回復と、学生が安心して学べる環境づくりに努めたい」と述べた。
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