春節狙い23日復活、中華圏訪日客に期待 登別駅・3年ぶりポーターサービス【登別】
感染対策徹底図り
同サービスは2015年度に実証実験としてスタートし、翌16年度から事業化。16年度は32日間で9787個、17年度は40日間で8933個、18年度は30日間で7057個、19年度は33日間で6198個の実績があった。
主なターゲットは、春節に合わせて訪れる訪日客。今年の春節は22日で前日の21日から27日までが休日となる。新型コロナウイルス禍前は同駅が訪日客であふれ返り、ポーターサービスの利用もピークに達した。19年度の春節休暇で計1861個、1日平均265個で推移した。
今回は23日~2月12日に実施。対応する車両は札幌発の函館、室蘭行きの特急で午前、午後ともに4本ずつ。駅ホームから改札まで荷物を運搬する。
市観光経済部の森元俊明部長は「訪日客がコロナ前のように戻ればありがたい」と期待する一方、「感染防止対策を踏まえた受け入れ環境を整備していかなければならない」と話す。
海外からの観光客の受け入れ再開で、登別市内ではコロナ禍の影響で冷え込んでいた訪日客が韓国や台湾、香港などを中心に戻りつつある。
登別マリンパークニクス(登別東町)では、海外からの団体予約が好調で、月末までに79件の予約が入っている。このうち7割は台湾からの観光客で春節休暇中は23~25日がピークという。
第一滝本館(登別温泉町)でも平日で8割、休日はほぼ満室状態と1月の予約状況はかなり順調。野村真悟販売本部本部長は「半数は海外からのお客さまで特に韓国が多い」と話す。一方、政府が中国本土からの入国者に対する水際対策を強化したことで道内への直行便はなく「コロナ前と比べると回復し切れていない」と漏らす。
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