モーラップ樽前荘 廃止変わらず 苫小牧市 2月の議会に条例案提出
苫小牧市は、支笏湖畔の休憩・宿泊所「モーラップ樽前荘」=千歳市モラップ=の廃止条例案を2月の定例市議会に提出する方針を決めた。昨年11~12月に行ったパブリックコメント(意見公募)に3人から意見が寄せられ、すべて廃止に反対だったが、市は採算が取れるまでには至らないと最終判断した。
11日に公表された意見では▽国立公園内に設けられた貴重な苫小牧の財産▽(訪れた)ライダーたちは景色、立地場所の良さを語り、苫小牧市民として誇らしかった▽女性ライダーにはセキュリティーの良さが知れ渡っていた―などと樽前荘を高く評価。観光面だけでなく、移住政策や新たな青少年の自然学習拠点としての活用を求め、クラウドファンディング(CF)で運営資金を募る提案もあった。
しかし市は、時代の変化やニーズの多様化で需要が低迷している現状から「樽前荘は役割を終えた」との見解を変えず、今後は民間事業者などへの売却を探る方針。CFについても「一時的な資金の確保はできても、継続した財源にはなじまない」と指摘した。
樽前荘は観光振興や青少年の健全育成を目的に1952年に開設。全国のライダーたちに愛されてきたが、建物の老朽化や利用者減などを理由に市は昨年9月、今年3月末で廃止する方針を打ち出した。全国のライダーから惜しむ声が上がり、2022年度の利用者は前年度比2・7倍の1063人に上っていた。
関連記事
ワールドチーズアワード2024 シルバー賞受賞 プロセスグループ夢民舎 安平
安平町のプロセスグループ夢民舎(宮本正典社長)は、15~18日にポルトガルで開かれたチーズの世界大会ワールドチーズアワード2024に「スモークカマンベールチーズはやきた」(120グラム、950円)...
最優秀賞に滝沢さんの「タラとホッキのさくら丼」 マルトマ苫卸売の料理コンテ..
苫小牧市公設地方卸売市場・水産物部(汐見町)の指定管理者、マルトマ苫小牧卸売(西田浩一社長)が8月に募集した第3回苫小牧産お魚料理コンテストは、有珠の沢町の主婦滝沢京子さん(81)の「タラとホッキ...
集まれ「藤丸サポーター」 応援制度で整備資金の協賛募る【帯広】
「藤丸」再建の資金調達などを担う地方創生ベンチャー・そら(帯広市、米田健史社長)は、新たに「藤丸サポーター制度」を立ち上げる。来夏にも期限付きで開設する「藤丸パーク」をはじめ、新藤丸の整備まで...
サウナ飯投票 30日まで募集 42店参加「グランプリ」【帯広】
帯広観光コンベンション協会(梶原雅仁会長)と十勝サウナ協議会(後藤陽介会長)は30日まで、サウナ後に食べる「サウナ飯」を競う「S(サウナ飯)-1グランプリ」を開催している。JR帯広駅から半径約...
メランジェラボ、TOPPAN社員と「ナガイモスイーツ」開発【芽室】
十勝管内に滞在し、地方で働く人材増加に向けた実証事業を行っている総合印刷会社「TOPPAN」(東京)の社員4人は、芽室町内の菓子店「Melanger Labo.(メランジェラボ)」(東1ノ2、小...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
2焼き魚をテークアウトで 移動販売「えぞ吉」が専門店開業【帯広】
3ワイン造りへ90歳の挑戦 日高町の馬場さん 無農薬栽培のブドウ原料に【日高】
4クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ
5桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピック代表目指す【函館】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
4旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】
5ワイン造りへ90歳の挑戦 日高町の馬場さん 無農薬栽培のブドウ原料に【日高】