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函館新聞

新米獣医の奮闘描く 函館が舞台の漫画「こはるの空とアニマルライフ」【函館】

函館を舞台に獣医となった小陽の奮闘を描く「こはるの空とアニマルライフ」第1巻

 旭川在住の漫画家、加藤えりこさんが描く函館を舞台にした動物漫画「こはるの空とアニマルライフ」の第1巻が23日、KADOKAWAから刊行された。前作「こはる日和とアニマルボイス」(全7巻)に続き、愛らしい動物たちは健在で、新米獣医となった小野小陽(こはる)の奮闘と成長を描く。

 隔月発行の漫画誌「ASUKA」で連載中。前作は2018~21年に掲載され、動物の言葉が分かる義兄佐伯真樹と暮らし始めた高校生の小陽が獣医を目指していく物語で、作品にはペットとして飼われるような動物以外にもさまざまな種類が登場。函館の西部地区で暮らしている設定で、実在の建物や名物も描かれる。

 続編では、小陽は新米獣医となり、勤務する動物病院には、病院に通えない遠方の飼い主の元にも車で出向く「移動動物病院」の事業を展開している設定で、函館をベースに1巻掲載の第1話では上川管内東川町、第2話では松前町が登場。終末期のペットとの別れや動物を飼うという責任、殺処分の問題など、動物を取り巻く現実にも起こりうる課題に直面。より人との関わりや内面も描かれる。

 11月には加藤さんが2019年以来3年ぶりに函館を訪れ、今後の創作に向けた取材を進めた。加藤さんは「動物を飼う上でしなくてはならないつらい体験を描くのも大変だが乗り越えなくてはならない。犬を飼っている体験もリアルに描けるよう、実体験を織り交ぜていく」と話し、前作以上に小陽の成長を応援してほしいと呼び掛ける。

 B6判234ページ、770円(税込み)。

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