最終日を迎えたクリスマスファンタジーの打ち上げ花火（２５日午後６時ごろ＝佐藤由紀彦撮影）

　函館市内の金森赤レンガ倉庫前特設会場で１日始まった冬の一大イベント「２０２２はこだてクリスマスファンタジー」（実行委主催）が２５日、閉幕した。穏やかな天候に恵まれた最終日は、会場を埋め尽くすほどの市民や観光客が訪れ大盛況。光り輝く巨大ツリーと大輪の花火が聖夜の空を彩り、フィナーレを飾った。

　新型コロナウイルス感染症の影響でステージイベントは中止となったが、最終日は、午後６時のツリー点灯を前に多くの家族連れらが来場した。ツリーに明かりが灯り、花火が打ち上がると、スマートフォンやカメラで撮影するなど思い思いに楽しんでいた。

　ＢＡＹはこだてイベント広場でスープバーが３年ぶりに復活。冷えた体を温める一杯を味わおうと、来場者の長い列ができていた。

　札幌市から家族旅行で訪れた公務員の安田輝さん（３５）と和奏（わかな）さん（７）親子は「今年は天気が良くて去年よりきれいに（ツリーを）見られた」と笑顔だった。