華やかな晴れ着を身にまとい、式に臨む新成人

　【別海】町は２５日、町生涯学習センターで第７５回別海町成人式を行い、１０８人（男性４７人、女性６１人）が新成人の仲間入りをした。式には１０２人（男性４５人、女性５７人）が出席し、新たな門出に一層の飛躍を誓った。

　対象年齢は２００２年４月２日から０３年４月１日までに生まれた町在住者と、町外居住者で申し出による参加受け付けをした人。

　曽根興三町長は「皆さんには若さと可能性がある。これからも感謝と誇りを持ちながら挑戦、実行してほしい」と式辞を寄せた。来賓を代表し中司哲雄道議、西原浩町議会議長も祝辞。新成人を代表して、高橋洸成さん（２０）と木村愛梨さん（２０）は「一人の大人として責任を自覚し、自分の足で確かに歩んでいくことをお約束いたします」と誓いの言葉を述べた。

　 会場では色とりどりの振り袖やはかま姿の新成人が、マスク姿で久々の再会を喜び合い、スマートフォンでの記念撮影や歓談の輪が広がった。式典後は成人式実行委員会主催による沖縄にルーツを持つ夫婦ポップユニットちむぐくるによる記念ライブが開かれた。

　町内の病院で医療事務として勤務する藤巻奈那さん（２０）は「町内で勤務しているので地域にも貢献したい」と笑顔。町役場に勤務する外川元気さん（２０）も「成人になって酒やたばこも解禁になった分、生活面でも責任を持ち、自分で考え、行動できる人間になりたい」と話していた。

　町では来年１月７日、０３年４月２日から０４年４月１日生まれを対象とした第７６回別海町成人式を行う。