正門前に作られたオブジェ前で記念撮影する来場者

　【北斗】トラピスト修道院（市三ツ石）に続く「トラピスト通り」の並木道ライトアップ（石別地区観光推進事業実行委主催）が２４日、最終日を迎えた。修道院正門前の坂道に設置したワックスキャンドル２５０本に火が灯ると、幻想的な雰囲気に包まれ、クリスマスムードを高めた。

　ワックスキャンドルは牛乳パックでかたどったろうそく。秋の「北斗紅葉回廊」での制作会やライトアップ期間中に来場者が作ったほか、地元の石別小・中学校の児童生徒がこの日のために制作した。　

　「紅葉回廊」で作ったキャンドルを探していた北斗市の歓崎珠美さん、端（さら）ちゃん（２）親子は「初めて作ったキャンドルが教会を飾り、うれしかった。クリスマスの良い思い出となった」と喜ぶ。

　石岡正徳実行委員長は「今年は天候に悩まされた。道外や海外の観光客が徐々に戻ってきているようだ」と話した。

　会場では、実行委が用意したトラピストバター入りココアを飲んで暖を取る来場者の姿が見られた。