浦河町の堺町地区自治会連合会（小林一洋会長）は21日、堺町小（品田和輝校長）を訪れ、全児童２７３人へクリスマスプレゼントを贈った。

　同連合会では例年12月、堺町地区の子どもたちを集めてもちつきやゲームなどの「集落センターまつり」を開催してきたが、新型コロナウイルス感染症防止のため今年で３年連続の中止となった。

　この代わりとして、地域の児童たちに何かできることはないかと考え、同まつりを中止している３年間、堺町小全児童へクリスマスプレゼントとしてノートと鉛筆、消しゴムの筆記用具を贈っている。

　この日は、同連合会から小林会長と松本トモ子婦人部長が同校を訪れ、小林会長がサンタクロースに扮し松本婦人部長がサンタの帽子を被ってクリスマスムードを演出。昨年までは代表して児童会にプレゼントを渡していたが、今回は小林会長と松本婦人部長が二手に分かれて各教室を回って、直接各学級代表児童へプレゼントを手渡した。

　小林会長は「メリークリスマス！」と授業中の教室を訪問し、「一生懸命勉強して下さい。来年集落センターまつりができることになったら、みんなで来てくださいね」と呼び掛け、代表児童へプレゼントを手渡すと、児童からも「ありがとうございます」とお礼の言葉が。

　学校運営協議会長も務める小林会長は「直接児童たちに会えて元気な顔が見れて良かった。学習習慣がついてほしい」とお願いした。

教室に訪れたサンタクロースからプレゼントを受け取る堺町小児童